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ものすごくどうでもいい話
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2009/9/18
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⇒柊END後
柊は宝玉の力で魂も記憶も全てが[姫の元に生きた私]と一体化、死んだ柊が生き返った状態と同じだと考えます。
単なる個人的な希望ですが、そうでないとENDの会話がイチャラブすぎないか、という疑問がわくので。
それと、比良坂の辺りは心中っぽい雰囲気があると思うのです。
お供するのは忠義の証(千尋の望みだから)→一体化→私たちが挑むのは無謀な戦(二人の未来のために自分の望みで)、というイメージ。
もちろん勝つ気はあるけど、死んでも本望みたいな。
黒龍に負けてみると「アカシャにない未来を垣間見られただけで幸せ」的なことを言うし、後悔してないどころか、満足してるっぽい。
死んじゃった続きだからこそ、
いまわの際に告白→時間を溯った千尋のお返事→両想い成立
なんだと思うのですよ。
続きじゃないと、お返事にはならない。
千尋から一方的に告られた? ような気がするって程度の状態なので、あの時点での柊が既に千尋を好きだったとしても、両想いは成立しないのですよね。
千尋はセリフとしては、[柊を救いたい]ということしか言ってない。
ただ仲間を救いたいだけとも受け取れる。
「私と引き換えに世界を滅ぼすおつもりですか?」というのが、千尋の自分への想いを察してのセリフだとしても。
例えそれが自分なら「我が君と引き換えに世界を滅ぼしてもいい」とか思うから、出て来たセリフだったとしても。
一体化していないなら、この人はまず告ってから無謀な戦に挑んだらいいと思うのですよ。
「忠義の証」だの、「我が君を悲しませるわけにも」とか言っちゃって、千尋に自分の想いを全く伝えていないじゃないですか。
千尋の方も一体化したなって実感がなかったら、自分の片想いになっちゃうわけで、こっちも大概ひどい状態です。
いくら女王の器として強気で勝ち気な設定持ちだったとしても、「それはいけない?」とはちょっと言えないんじゃないかと。
だって一緒に戦った男は、千尋を好きだからって理由からじゃなくて、ただ単に自分が死なない未来のために頑張っただけかもしれないじゃないですか。
記憶として流れ込んだだけなら、隣にいる男はまだ自分のことを好きじゃない可能性があるわけじゃないですか。
告られたわけじゃないのに「あなたは私のすべてを欲している」とか唐突に言う男も気持ち悪いし、告られたわけじゃないのに10歳も年上の男に対して「それはいけない?」なんて言っちゃう少女は何様です。
一体化したからこそ、死んじゃった続きだからこそ、言い逃げになった柊の告白を受けて千尋が告り返して両想い成立、なんじゃないかなと。
(もちろん黒龍戦中に釣り橋効果でラブラブになった後の会話って解釈もありだし、他にもいろいろ考えられるわけで、あくまで個人的な妄想です)
で、両想いが成立したからこそ、「また我が君を悲しませるわけにも」で、「ともに歩ませていただきましょう」なんじゃないかな。
ちょっと逸れますが、この時になって初めて羽張彦の気持ちがわかったんだったらいいなと思います。
布都彦への口振りから、[己の愛する者のために生きた]羽張彦の行動を誇りには思ってる。
だけど、自分にはそれだけの情熱はなくて、そういう気持ちがどんなものなのかわかってない、みたいな。ここは地白虎的に。
柊さんの[とうの昔になくしていたと思っていた]らしい心ですが、羽張彦と一ノ姫の死でもいいんだけど、個人的には違うイベントかなと想像します。
ここで言う[心]が、この後告白へと続く流れからすると、どうやら[誰かを恋しく想う心]というように読み取れるので。
[千尋を恋しく想う心]だったらいいな、とか思います。
(あなたを恋しく想う)心など、とうになくしたと思っていたのに。
だから別れなど痛みではないはずで、愉悦い息絶える予定だったのに、こんなに辛いなんて驚きました。不思議です、と。
閑話休題。
柊は[我が君だけを助ける]ことをしていたわけで、4月17日の柊としては、我が君が悲しもうが今回も[我が君だけを助ける]方向でもいいわけですよ。
そうしないのは、「我が君を悲しませるわけにはいかない」と思うほど悲しんでいる我が君を体験しているからではないかと。
なにしろ死ぬ時点までは、[あなたを恋しく想わなければ別れなど痛みではない]のですよ。
つまり、自分が千尋を好きじゃなかったら、死んだって平気、という。
なんという自分勝手で一方的な言い逃げ。
Q:我が君は自分のことをどう想っているか?
A:我が君は優しいので臣下のことまで気になるってだけで、べつに好きじゃない。自分に対して特別な気持ちなんて持ってない。
Q:残された我が君はどうなるか?
A:仲間もいるし大丈夫、すぐに立ち直る。女王になる我が君の未来は輝いてる。それが既定伝承。
きっと、こんな意識だったんだろうなと。
ところが事実はあまりにも違ってたわけです。
我が君は自分のことを好きだったし、危ないからダメだって言ってあったのに時空の挟間を通っちゃった。
「神の力でなく私の力で黒い龍を倒す」と思い詰めてる千尋は、凛々しくもあるんだけど、痛々しくもある。
そんな風情だったんじゃないかな。
また(もう一度)それを繰り返すなんてできないほどの悲しみだとわかったから、違う選択をするに至るんじゃないかと、思うわけです。
ある意味、一方的に告った責任を取るのではないかと。
千尋的にもある意味責任取ってよね、って気持ちだから、「あなたと一緒に」なんじゃないかな。
自分に惚れてるわけでもない男を無謀な戦に赴かせるって、あんまりじゃないですか。
4月17日の時点で柊は自分のことを好きだと確信している千尋っていうのも、ちょっとムリがあるかなと思う。
まだ千尋のことを好きじゃないなら、[あなたを恋しく想わなければ別れなど痛みではない]んだから、好きにならないように仕向ければいいじゃない。
まあそれは極論としても(柊はそれを実践していた節がありますが)、死期を早める結果にしかならない可能性もあるわけで。
あんな言い逃げしたんだから、この柊にその記憶はないけど、償いとして今から戦いに行くって賭けにつき合ってくれてもいいと思う、みたいな。
「私に白い龍神を召喚させようとしている」「それが世界を救う力なのだとしても」って、この千尋は[白龍を召喚しなくても世界を救うことは可能(孤高ルート)]とは知らないのですよね。
既定伝承にない未来を創ることができたのか、その答えはまだない。
と、千尋は言っています。
確かに、世界の1000年ループが止まったのかどうかは謎です。
[軍師と姫は幸せに暮らしました。めでたしめでたし]というアカシャが、書庫にひとつ増えただけかもしれません。
でもとりあえず、[私が望むことも諦めていた未来]には到達したようです。
柊の目指していた[我が君が幸せ]かつ[自分も死なない]未来を手に入れた、と考えていいと思います。
柊と千尋が黒龍を退治しに行くあたりを見ていると、女王になるというのは千尋が幸せになるための手段で、柊的にはわりとそこはどうでもいいような気がします。
千尋が女王になるということそのものを望んでいるわけではないというか。
比良坂へ入らないBADでも、「それが我が君のお望みならば」じゃないですか。
[千尋の傍らにいて、千尋が歩む未来をずっと見つめていたい]わけで、べつに女王じゃなくてもいいのではないかと。
で、それにしてはEND会話で「神に選ばれた王でなく、自らの力で立った王」と、いきなり言い切ってます。
姫、と呼び掛けておいて、あまりに唐突な流れです。
しかも「麗しき王に心奪われた」と、なんかもう千尋が女王になるのは確定事項って口振りです。
もしかして、未来が視えたのかもしれません。
個人的に、END後の展開はそりゃもう呆れるくらいご都合主義でいいと思ってます。
幸せな柊千が好きなのと、個人的に遙か4は神話っぽい曖昧さとか、恋愛ゲーとしてけっこうな緩さがある気がするのとで、あまりリアルに考察というか想像はしていません。
END後の二人はどうするか。
まず途中でレヴァンタの息の掛かった館で一泊か二泊しつつ、師君の砦(国見砦)へ。
この辺の位置関係はさっぱりわからないのですが、千尋と那岐は現代から風早の力でワープしたっぽいけど、柊は比良坂を歩いて戻ったかもしれない。
もしそうなら比良坂の常世側の出口と土雷邸は近いのだろうし、実際ゲーム中で国見砦まで千尋に会いに来ているので、移動は比較的短期間で可能なのだと思われます。
国見砦で、風早と、風早が現代から連れて来た那岐、師君、忍人さんと合流。
次にレヴァンタのところへ行って、御神体を入手、サザキのパーティ入りイベント。
遠夜もここでパーティ入り。
戦闘は起きません。
黒龍がいなくなったので、レヴァンタを千尋の浄化で正気に戻すことができるようになった、とかいいと思います。
天鳥船入手。
まず筑紫へ移動し、布都彦たちと合流。
ここで7人揃います。
残りのアシュ殿下ですが、まず新生中つ国は、正気に戻ったレヴァンタを通じて停戦を提案します。
ラージャは見た! ってことで、禍日神=黒龍であり、柊と千尋がそれを倒したので常世に恵が戻った、とラージャは理解しているとします。
もちろんひっくり返しちゃった盆は戻せないので、形式上は、提案とか言ってるけど実状は泣きついてきてる中つ国に余裕のある慈悲深いラージャは情けを掛けてやっちゃうよ、です。
常世の属国という形で橿原宮のあたりを返してくれます。
千尋は一度橿原宮に入り、四神の加護を得るために天鳥船で各地を廻ります。
その際の監視役としてアシュが同行。
殿下がその場にいないと青龍の加護は受けられないとかなんとか理由もつけます。
シャニと交流したり、狭井君を拾うのもいいし、8人揃ったところで残留荒魂狩りなんかもいい。
で、その後橿原宮へ戻って即位。
ラージャが天寿を全うしてアシュの代になってから、中つ国は独立して両国対等の立場で改めて協定を結びます。
千尋と常にその傍らにいる柊を中心として、新しい国に生まれ変わった中つ国は繁栄します。
軍師と姫は末永く幸せに暮らしました。めでたしめでたし、です。
常世も栄え、二人の仲間たちもそれぞれに幸福な生涯を終えます。
[大切な人がたくさんいるこの世界で一緒に生きていきたい]と、それも二人の幸福の内なので、葛城将軍もちゃんと長生きします。皆幸せです。
風早は風早君としての人生を終えた後、麒麟として白龍の元へ戻るか、あるいは千尋や那岐、親しんだ仲間と共にそのままか。
さて、この後遙か1へ続くなら、1000年ループは抜けているわけです。
ここからは柊千ルートに限らない妄想です。
千尋の没後、時代は移ろい、白龍が絶望したり黒龍がその気になったりしない程度の争いがあったり、地震で比良坂が埋まったりなんかもして、地図が変わります。
白龍も黒龍もたぶん眠っている状態です。
神様なので、時間も場所も無関係だと思われます。
そこで、大陸に龍脈の力が集結している龍神と交信できるスポットかなんかがあったりするとします。
実際には龍神は大陸に居るわけじゃないんだけど、交信スポットが大陸にあるので、人間には[龍神は大陸に居る]ように見えます。
なので、平安京を作るに当たって[大陸から龍神を召喚]します。
ここはしっかり描写してしまうと差し障りがあるのでアレな部分ですが、千尋の子孫の都なので、白龍は好意的とします。
この時の神子と8人の協力者によって、宝玉と龍神の神子、白龍召喚などのシステムが確立されます。
宝玉は星の一族の末裔によって管理されます。
個人的に、遙か5があるならこのあたりを希望。
ところで1と2では予知能力や夢に現れたりする能力が発現していない件については、末裔なので力が薄れていると解釈します。
(しかし柊の時点ですでに末裔だということなので、先祖の能力はどれほどものすごかったのかちょっと怖い)
柊はまだ血が濃いから、有川兄弟は八葉であることにより補正がかかってると考えます。
かなり時代が下っているのに時空を越えちゃったお祖母さんは、先祖返りなのか、あるいはお祖母さんにまで八葉補正がかかっているのかもしれません。
八葉補正はいろいろ凄そうなので、それくらいあったとしても不思議じゃない気がする。
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すごくどうでもいい話
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2009/9/18
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⇒既定伝承に記されていること
一ノ姫と羽張彦は黒龍を倒しに行って命を落とす。
星の一族である軍師はその後龍神の神子に命を捧げ、龍神の神子は女王となり、その元で常世も中つ国も暫くの間栄える。
このくらいかなと、思います。
三人で黒龍と逢うというくだりは、書いてあってもなくてもいい。
その後の柊の運命が定められていれば、そこで死ぬことはないということだから、三人で行って一人で帰るのが既定伝承の通りだという柊の言葉とも符合する。
アカシャには書かれていないのに同行するのであれば、未来を変えるために、という意味が強まるし、千尋の「姉様と一緒に戦ってくれてありがとう」が生きる。
もしそこまでがアカシャ通りならば、柊のことだからすごく冷淡に「それも既定伝承によって定められていたことですから」とか言いそうだ。
このイベントでは「未来がわかっていても戦ってくれた」で小、「見殺しにしたってこと?」で小、「ありがとう」では中上がりじゃないですか。
そこは定められたことではなく、自分の意思で同行したからこその「ありがとう」で中上がりだと思うのです。
で、ここで想う心の上がった柊が、あなたには私などよりも遠くが見えているのかもしれない、的なことを言いますよね。
「見殺しにしたってこと?」でも小上がるというのは、柊は事実としては違うんだけど、自分の気持ち的には[見殺しにした]と思ってたんだなと。
千尋に対して、勝手に[千尋の大切な姉を見殺しにした]という罪の意識を持っていた。
で、思い掛けず千尋に許される展開になって、ということじゃないかな。
自分だけ生き残るところまでがアカシャにあったら、見殺しにした感が薄れる気がする。
だって全てはアカシャの通り、ってだけなんだし。
堅庭で話してた[軍師と姫]の話は、アカシャではなく柊の個人的なループ中の出来事だと思う。
黒龍を倒したとき「伝承には刻まれぬものを」と言っているし、恋愛はアカシャには刻まれていないのですよ。
「今作ったでしょ?」と言われて「どうでしょう」だし。
嘘をつけないから「いいえ、アカシャに刻まれていますよ」とは言えないんだけど、全くの作り話でもない、みたいな。
柊の年表に於いて[過ぎ去った過去の物語]なんだと思います。
瑣末な変化の積み重ねや組み合わせで未来を変えられるんじゃないかと言う千尋に、柊は「私がそれを試してみなかったとでも?」と応えます。
そのひとつが[時空の挟間]かなと。
たぶん柊には、白龍やアカシャにとって[時空の挟間]がイレギュラーであることがわかっていると思います。
[軍師は夢の中へと消える]のは[過ぎ去った過去の物語]で、アカシャには記されていない。
[時空の挟間]を通ることは自分の意志であって、定められた運命ではない。
だからこそ、試みたわけです。
試みたんだけど、「やはり既定伝承は覆せない」と。
⇒柊の運命
アカシャによって定められているのは、星の一族として龍神の神子の身代わりになって死ぬこと、なのかなと。
譲くんみたいな。
となると、孤高ルートでは龍神を召喚していないのに身代わりってなんだよ、という問題なのですが。
アカシャに定められている通りに女王になる=龍神の「計画通り」=龍神の力を借りている(生贄が必要)、という強引な設定なのかな、とか。
「王になった私の未来にあなたはいてくれる?」に対して、「我が君のお気持ち(私の未来にいてほしい)に背く」「私の未来もすでに定められている」「あなたのために命を捧げる」。
つまり、千尋が王になった時、柊は生きてはいない。
だからムドガラさんが過程を変えても結局は死ぬ運命だったように、この千尋が女王になるシナリオでは、星の一族は龍神の神子のために死ぬことが決定事項で覆せない。
途中経過を変えても、龍神を召喚してもしなくても終着点は同じ。
歌詞の通り、遠い路を行っても戻っても同じというわけです。
孤高ENDだと意味のない死なので、どうせ死ぬなら白龍を召喚し龍神の神子となった千尋の災厄を引き受けるという、意味のある死を望む、ということなのではないかな、と。
⇒柊の選択肢
私の傍にいて幸せになれるの?
という千尋のセリフ。
傍にいなかったら幸せになれる(死なない)んじゃないか、という想像が。
我が君に嘘の吐けない男として、
「あなたの元にいようがいまいが、私の運命は変わりません」
とは言えなかったんじゃないか、という。
千尋の「他に方法があったのにどうして?」に対しての答えは、「龍を喚ぶあなたが見たかった」しかも、「……ではいけませんか?」付き。
黒龍を倒すのには白龍を召喚する他にも方法(例えば孤高のような)があったのに、どうしてこの方法を選んだの?
確かに他にも方法はありましたが、龍神の神子になればあなたの未来は輝き、あなたは苛酷な運命を補って余りある幸福を手に入れる。
あなたを恋しく想っているので、あなたのそんな未来を望んでいます。
とかいうのが省略されている気がしてなりません。
そして[苛酷]だとか[それを補うほどの幸せは得られない]だとか言っていたのはなんだったのか。
パーティ入りする際の「このまま流れにまかせて朽ち果てるのもいいと思ったけどあなたに会って変わりました」的なセリフはなんだったのか。
例えば、千尋が死んでしまうアカシャもあったとしたら……。
アカシャを覆そうと試みるなら、アカシャに書かれていない行動をしてみるものではないでしょうか。
羽張彦と一ノ姫が死んでしまって、多少投げやりな気分になった柊が、星の一族としての務めを放棄したとしても不思議ではないな、とか。
例えば、龍神の神子を迎えに行かず、仕えず、ただ月日を過ごしてみる。
ところが、それさえもアカシャのひとつでしかなかったら。
そしてそのアカシャによって苛酷な運命を定められながらも、けして前へ進むことをやめない二ノ姫の姿に心を動かされる。
しかし事態は、分岐点の先まですでに進行してしまっている。
「あなたに(もう一度)お逢いするには、時の挟間を通るより他に方法がなかった」
とかね。
敢えて自分が犠牲となる方法を選択しつつも、死なずに済むようにいろいろと試みる。
[千尋の傍らにいて、千尋が歩む未来をずっと見つめていたい]
これが柊ルートでの一貫した柊の望みだと思われます。
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